日本空手協会代表者

船越 義珍 最高首席師範

 

 

空手道の原点は船越義珍先生である。唐手術を空手道と初めて改名、
五々条の道場訓を定められた偉大な空手道哲学として精神文明の担い手で
ある。
明治3年沖縄県那覇市の武士の家に生まれ、身体虚弱の為、唐手術に入門。
大正2年沖縄尚武会長、大正11年文部省主催体育博覧会で初めて唐手術を
公開。大変な反響を受け、東京小石川に明正塾道場を開設。

経歴

大正11年 「琉球拳法唐手」の著者。
昭和4年  唐手術を空手道と改名して今日に至る。
昭和11年  空手道教範の著者、同年10月同書天覧の光栄を賜う。
昭和18年  空手道入門の著書。
昭和23年 日本空手協会設立、最高師範就任
昭和29年 全日本総合武道大会において空手界最高功労者として表彰される。
昭和30年3月 日本空手協会四谷道場開設に86歳の高齢で出席された。
昭和32年4月88歳で逝去される(26日)。

日本空手協会とは

公益社団法人 日本空手協会は、昭和33年4月10日文部省認可(委社第180号)認可による空手道公益法人
として、国内はもとより、世界各国で空手道の普及と指導に当 たっておりますが、日本が生んだかけがえ
のない武道文化を、正しい姿で継承発展させることこそが責務であると考えております。

空手道の研究並びに指導によって、その技量の向上と自己鍛錬の普及を図り、それをもって国民の体位の
向上と健全な武道精神の涵養に寄与すること。また、礼節を重んじる日本武道の精神を世界各国に広める
ことによって世界平和に貢献することを目的とします。

このような目的を達成するため、当法人では主に以下のような事業を行っております。

1.指導

公益社団法人 日本空手協会は、昭和23年5月結成以来、今日まで一貫して空手道の指導普及に当たってお
りますが、当初より独自の教育課程を終了した専門指導員を養成し、空手道指導及び技術に対する揺るぎな
い基盤を確立しております。

 また、厳しい日頃の鍛錬の中から自らの人格完成を図っていこうとする教育理念は、国内外で高い評価と
信頼を得ており、既に、学校の正課に採用されるなど、青少年教育にも力強い実績を築いております。

 総本部道場には30余名の専門指導員が常務しており、国内はもとより、世界各地からの修行者の指導に当
たるとともに、世界各地からの派遣要請などに応えており、我日本空手協会は世界最大の組織であり、最高
の技術指導と最強の選手を育成しております。

2.全国大会

公益社団法人 日本空手協会は、活動の一貫として、毎年全国大会を開催しております。昭和32年10月東京体
育館に於いて、第1回全国空手道選手権大会を開催し、初めて 空手道の試合化に踏み切り、以後空手道が爆発
的な早さで世界中に普及し、第5回大会には。今上陛下(当時皇太子殿下)のご臨席を賜るなど、規模、内容
とも にもっとも歴史のある代表的な空手道大会として、今日に至っております。

3.小学生、中学生、高校生全国大会

近年、空手道の青少年への急速な普及に伴い、第26回全国大会からは、小・中・高校生大会が別途独立して
盛大に行われるようになり、一般の大会同様に各 都道府県の大会の上位の選手たちが全国より集い、個人戦、
団体戦のべ6000名の全国の予選を勝ち抜いた小学生・中学生代表選手で開催されております。

4.世界大会

唐手術の名称を勇断と信念を持って「空手道」と改称された、文字どおり空手道の開祖ともいえる船越義珍
最高師範。

 世界大会は、偉大な船越先生の教えに基づき、全世界に空手道の正しい普及を推進し、世界平和に貢献す
るための大会であります。世界中の140カ国が公益社団法人 日本空手協会に加盟しており、3年毎に世界
各地で開催されております。

 この大会は世界最大であり、世界最高の技術の選手達が各国から集い、日本国内からも、各県より選抜さ
れた選手の中から最強の選手を選び抜いて、日本国の代表選手として参加し活躍しております。

 国の違い、言葉の不通等を超え、全世界から駆けつけてきた各国の役員、選手達は何れも、松濤 船越先
生の教えを受け継いできた代表者達であります。

 平成26年8月には日本武道の殿堂、日本武道館にて開催される予定となっております。

日本空手協会の歴史

昭和24年5月    日本空手協会結成 船越義珍最高師範就任
昭和30年3月20日  日本空手協会総本部道場設立(東京都新宿四谷)
昭和31年4月    総本部研修生制度発足(第一期生入会)
昭和32年4月26日  船越義珍逝去88才
昭和32年10月20日 日本最初の全国空手道選手権大会開催(東京体育館)
          以後毎年全国大会を挙行
昭和33年4月10日  文部大臣より社団法人認可(許可委社180号)
昭和33年      中山正敏首席師範就任
昭和36年      第5回全国空手道大会に皇太子殿下の御臨席を賜る
昭和37年      全国選抜空手道大会を九州福岡で開催、以後8回開催
昭和39年      東京オリンピックの為全国空手道選手権大会中止
昭和40年      第8回全国大会から日本武道館で開催
昭和50年      IAKF世界大会開催(米国)
          以後2年毎に第4回まで開催
昭和51年4月20日  宮田実次席師範逝去60才
昭和58年      師範会主催全国合同合宿開催(日本武道館勝浦研修センター)
          以後毎年開催
昭和60年      松濤杯争奪世界大会開催(日本武道館)
          以後2年毎に開催
昭和62年4月15日  中山正敏首席師範逝去74才
平成3年       杉浦初久二首席師範就任
平成22年      植木政明首席師範就任
平成24年4月1日   内閣府より公益社団法人に認定される(府益担第2749号)

空手界の現状
内閣府認定の全国規模の公益法人

Copyright(C)2012 Japan Karate Association All Rights Reserved